世界的にも有名な地図ソフトのArcGIS等を展開するESRI社が主催するGISコミュニティフォーラムに参加しました。今回は、リモートセッションとリアル会場のハイブリッド型の開催でした。
GIS(地理情報システム)やデータ活用の最新事例、最新技術の動向等について、展示会場や講演会、セッションにて情報収集しました。
ウラシマとして注目したポイントは
1)3D(3次元)マップや点群データ
マップを3D(3次元)化することで、実生活の世界を地図上に再現することができ、よりわかりやすく情報が伝えることが可能となります。また3Dマップは、災害シュミレーション、都市政策やまちづくりの分野で有効です。
取組事例として、荒川3D河川管内図が紹介されていました。
ぜひ、今後ウラシマでも、3Dマップを使用してみたいと思います。
2)オープンデータの活用とデータ分析
地図の要素となるデータは、自組織で整備したデータ、収集したデータのほか、行政や企業、研究所等が公開しているオープンデータ等があります。国や自治体でのオープンデータの理解も進み、これまで主流であったPDFから、座標付きCSVや地図ファイルでの公開も増えています。
取得できる、活用できるデータが増えたことで、自組織のデータとの分析も可能となり、いわゆる分析系GISの事例も多くみられました。
取組事例として、渋谷区シティダッシュボードが紹介されていました。
この渋谷区のサイトは、ウラシマにとって、お手本となるデータ分析サイトです。
3)ローコード・ノーコードによるアプリ化とマルチデバイス
これまでマップというとパソコンのブラウザ画面で、操作・見るものというイメージでしたが、最近ではタブレットやスマホでマップを見る機会が多く、また機能や操作性の高いアプリでのマップ操作も当たり前になっています。
マップ作成側が、これらの状況に対応するため、ArcGISでは、ローコード・ノーコードでアプリを簡単に作成できる仕組みが整備されており、その機能や操作性もかなり向上していました。
事例として「ArcGIS Experience Builder」が紹介されていました。。
ウラシマでも、Experience Builderを今後活用していきたいと思います。
自治体でのGISやオープンテータの取組事例もたくさんありました。
浦安市も、ぜひがんばって欲しいと思います。